おまとめローンのおすすめはどこ?状況別に選ぶべき借入先と失敗しない比較ポイント
「毎月の返済が何社もあって管理が大変…」「返済日がバラバラで口座残高が不安…」そんな悩みを抱えている方にとって、おまとめローンは有効な解決策の一つです。
おまとめローンとは、複数の借入を1社にまとめることで、返済の手間を減らしたり金利を引き下げたりできる金融商品を指します。
しかし、おまとめローンは提供する金融機関によって金利・融資スピード・対象となる借入の範囲が大きく異なります。
自分の状況に合わない商品を選んでしまうと、かえって返済総額が増えてしまうケースも珍しくありません。
そこでこの記事では、消費者金融・銀行それぞれのおすすめおまとめローンを徹底比較しながら、失敗しない選び方のポイントや注意点まで詳しく解説していきます。
おまとめローン選びで押さえておきたいポイントは、大きく分けて以下の通りです。
- 現在の借入金利より低い商品を選ぶこと
- 融資限度額が借入総額をカバーできること
- 毎月の返済額が無理なく続けられる範囲であること
- 申し込みから返済までの利便性が高いこと
なお、初めておまとめローンを検討する方でも理解しやすいように、仕組みの基礎知識から審査対策、申し込みの流れまで網羅的にまとめています。
ぜひ最後まで読んで、自分にぴったりの借入先を見つける参考にしてください。
消費者金融のおすすめおまとめローン7選を比較して紹介
消費者金融のおまとめローンは、審査スピードが速く最短即日で融資を受けられる商品が多い点が特徴です。
急いで借入を一本化したい方や、手続きの簡便さを重視する方に適しています。
ただし、銀行系の商品と比較すると金利がやや高めに設定されている傾向があるため、金利差と融資スピードのバランスを見極めることが重要です。
以下に、主要7社の消費者金融おまとめローンの概要をまとめました。
| 商品名 | 金利(実質年率) | 融資限度額 | 返済期間 | おまとめ対象 | 融資スピード |
|---|---|---|---|---|---|
| プロミス おまとめローン | 3.0%〜17.8% | 300万円 | 最長10年(120回) | 貸金業者からの借入 | 最短即日 |
| SMBCモビット おまとめローン | 3.0%〜18.0% | 500万円 | 最長13年4ヶ月(160回) | 貸金業者からの借入 | 最短即日 |
| アイフル おまとめMAX | 3.0%〜17.5% | 800万円 | 最長10年(120回) | 貸金業者・銀行・リボ払い | 最短即日 |
| レイク de おまとめ | 6.0%〜17.5% | 500万円 | 最長10年(120回) | 貸金業者からの借入 | 最短即日 |
| アコム 借換え専用ローン | 7.7%〜18.0% | 300万円 | 最長12年3ヶ月(147回) | 貸金業者からの借入 | 最短即日 |
| 中央リテール おまとめローン | 8.0%〜13.0% | 500万円 | 最長10年(120回) | 貸金業者からの借入 | 最短翌営業日 |
| ドコモ・ファイナンス おまとめローン | 3.9%〜14.8% | 800万円 | 最長10年(120回) | 貸金業者・銀行・リボ払い | 数日程度 |
※金利や限度額は2025年5月時点の公式サイト情報に基づいています。実際の条件は審査結果により異なります。
このように、同じ消費者金融であっても金利幅や融資上限額、おまとめ対象の範囲に違いがあることがわかります。
ここからは各社の特徴やメリットを詳しく見ていきましょう。
プロミスのおまとめローンは最短即日で融資が可能なためすぐにまとめたい人に向いている
プロミスのおまとめローンは、急いで複数の借入を一本化したい方にとって有力な選択肢です。
Web申し込みに対応しており、審査が最短即日で完了するため、「今月の返済に間に合わせたい」というスピード重視の方に適しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | プロミス おまとめローン |
| 金利(実質年率) | 3.0%〜17.8% |
| 融資限度額 | 300万円 |
| 返済期間 | 最長10年(120回) |
| おまとめ対象 | 貸金業者からの借入 |
| 申し込み方法 | Web・自動契約機・電話 |
| 公式サイト | プロミス公式サイト |
※審査結果によっては希望額を満たせない場合があります。
プロミスの大きなメリットは、融資実行後に既存の借入先への返済をプロミス側が代行してくれる点です。
自分で各社へ振り込む手間が省けるため、手続きミスによる延滞リスクも抑えられます。
さらに、利用中はプロミスのスマートフォンアプリで返済状況をいつでも確認できるなど、管理のしやすさにも定評があります。
ただし、おまとめ対象は消費者金融やクレジットカードのキャッシングなど貸金業者からの借入に限られます。
銀行カードローンやショッピングリボをまとめたい場合は、別の商品を検討する必要がある点に注意しましょう。
プロミスは返済日を自分の給料日に合わせて選べるため延滞リスクを減らせる
おまとめローンは長期の返済になるケースが多いため、返済日の設定は非常に重要です。
プロミスでは、毎月の返済日を5日・15日・25日・末日の中から自由に選ぶことができます。
この柔軟性があることで、自分の給料日の直後に返済日を設定し、口座にお金がある状態で返済に回すことが可能になります。
返済日を給料日に合わせるメリットは以下の通りです。
- 給料日直後の返済なら口座残高に余裕がある
- 返済日をうっかり忘れるリスクが下がる
- 延滞を防ぐことで信用情報への悪影響を回避できる
- 毎月の家計管理がシンプルになる
なお、口座振替を設定しておけば返済を自動化できるため、さらに延滞リスクを低減できます。
おまとめローンの返済は数年間にわたることが一般的なので、毎月確実に返済を続けるための仕組みづくりが大切です。
SMBCモビットのおまとめローンは返済期間が最長13年4ヶ月で毎月の負担を抑えやすい
SMBCモビットのおまとめローンは、返済期間を最長13年4ヶ月(160回)まで設定できる点が大きな特徴です。
他社のおまとめローンでは最長10年という商品が多い中、SMBCモビットは3年以上長い返済期間を確保しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | SMBCモビット おまとめローン |
| 金利(実質年率) | 3.0%〜18.0% |
| 融資限度額 | 500万円 |
| 返済期間 | 最長13年4ヶ月(160回) |
| おまとめ対象 | 貸金業者からの借入 |
| 申し込み方法 | Web・電話 |
| 公式サイト | SMBCモビット公式サイト |
※審査結果によっては希望の条件にならない場合があります。
返済期間を長くすると毎月の返済額を抑えられるため、収入に対して借入総額が大きい方でも無理のない返済計画を立てやすくなります。
しかし、返済期間が長くなるほど支払う利息の総額は増える点も理解しておく必要があります。
そのため、余裕がある月には繰上げ返済を活用して総返済額を抑える工夫が重要です。
SMBCモビットでは繰上げ返済にも対応しているため、家計に余裕ができたタイミングでまとまった額を返済すれば、利息を減らしつつ完済を前倒しできます。
SMBCモビットはWEB完結なら勤務先への電話連絡なしで手続きできる
おまとめローンの申し込みにおいて、多くの方が気にするのが勤務先への電話連絡(在籍確認)です。
SMBCモビットのWEB完結申し込みなら、社会保険証や給与明細書などの書類提出で在籍確認を行えるため、勤務先への電話連絡を避けることが可能です。
WEB完結申し込みの主な条件は以下のようになっています。
- 三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っている
- 社会保険証または組合保険証を提出できる
- 申し込みから契約まですべてオンラインで完結する
職場の同僚や上司にローンの利用を知られたくない方にとって、電話連絡なしで手続きできるのは大きなメリットです。
ただし、審査の過程で追加の確認が必要と判断された場合には、電話連絡が行われる可能性もゼロではありません。
その際も、SMBCモビットの担当者は個人名で電話をかけるため、ローンの利用が直接わかることはないよう配慮されています。
アイフルのおまとめMAXは銀行カードローンやショッピングリボもまとめられる対象範囲の広さが強み
アイフルのおまとめMAXは、消費者金融のおまとめローンの中でも、まとめられる借入の範囲が幅広い点が際立っています。
多くの消費者金融おまとめローンは貸金業者からの借入のみを対象としていますが、アイフルのおまとめMAXは銀行カードローンやクレジットカードのショッピングリボ払いもおまとめの対象に含まれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | アイフル おまとめMAX |
| 金利(実質年率) | 3.0%〜17.5% |
| 融資限度額 | 800万円 |
| 返済期間 | 最長10年(120回) |
| おまとめ対象 | 貸金業者・銀行カードローン・ショッピングリボ払い |
| 申し込み方法 | Web・電話 |
| 公式サイト | アイフル公式サイト |
※実際のおまとめ対象は審査結果や契約内容により異なる場合があります。
特にショッピングリボ払いは金利15%前後で残高が膨らみやすく、毎月の返済がなかなか元本に充てられないと悩んでいる方も少なくありません。
そうしたリボ残高もまとめて一本化できるのは、アイフルのおまとめMAXならではの強みと言えます。
また、融資限度額が800万円と消費者金融の中ではトップクラスの水準であるため、借入総額が大きい方にも対応できます。
なお、金利の上限は17.5%で、プロミスやSMBCモビットと比較してやや低く設定されている点もポイントです。
アイフルは利用経験の有無で「おまとめMAX」と「かりかえMAX」の2プランから選べる
アイフルでは、おまとめ目的の商品として「おまとめMAX」と「かりかえMAX」の2種類を用意しています。
どちらのプランが利用できるかは、アイフルの利用経験の有無によって異なります。
具体的な違いは以下の通りです。
- おまとめMAX:アイフルの利用経験がある方(または現在利用中の方)が対象
- かりかえMAX:アイフルを初めて利用する方が対象
ただし、どちらのプランも金利や融資限度額などの基本条件に大きな違いはありません。
重要なのは、自分がどちらの対象に該当するかを申し込み前に確認しておくことです。
アイフルの公式サイトでは、それぞれのプランの詳細な貸付条件を確認できるため、申し込み前に目を通しておくと安心です。
なお、いずれのプランも審査基準は同じ水準で行われるため、「初めて利用するから不利になる」ということは基本的にありません。
レイク de おまとめはSBI新生銀行グループの安心感がありWeb申込にも対応している
レイク de おまとめは、SBI新生銀行グループの新生フィナンシャル株式会社が提供するおまとめ専用のローン商品です。
銀行グループに属する消費者金融という位置づけのため、大手銀行グループの信頼性を重視する方にとって安心感があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | レイク de おまとめ |
| 金利(実質年率) | 6.0%〜17.5% |
| 融資限度額 | 500万円 |
| 返済期間 | 最長10年(120回) |
| おまとめ対象 | 貸金業者からの借入 |
| 申し込み方法 | Web・自動契約機・電話 |
| 公式サイト | レイク公式サイト |
※審査結果により、希望に添えない場合があります。
レイクのおまとめローンでは、申し込みをWebで完結させることが可能です。
来店の手間を省けるため、忙しい方でも自宅から手軽に手続きを進められます。
しかし、下限金利が6.0%と他社と比較してやや高めに設定されているため、借入額が大きく低金利で借りたい方は他の選択肢と比較検討することをおすすめします。
一方で、上限金利は17.5%とプロミスの17.8%より低く、少額の借入をまとめる場合にはレイクの方が有利になる可能性があります。
レイクのおまとめローンは自動契約機からも申し込みができる
レイクのおまとめローンは、Web申し込みだけでなく全国に設置された自動契約機からも手続きが可能です。
自動契約機での申し込みには、以下のようなメリットがあります。
- オペレーターと画面越しにやり取りしながら手続きを進められる
- 必要書類をその場でスキャン提出できるため郵送の手間がない
- 契約完了後にその場でカードを受け取れる
- 土日祝日も営業している店舗が多い
Webでの手続きに不安がある方や、対面に近い形でサポートを受けながら申し込みたい方にとっては心強い選択肢です。
なお、自動契約機の営業時間や設置場所はレイク公式サイトの店舗検索ページで確認できます。
来店前にあらかじめ営業時間と持参する書類を確認しておくと、当日の手続きがスムーズに進みます。
アコムの借換え専用ローンはプライバシーへの配慮があり周囲に知られにくい
アコムの借換え専用ローンは、プライバシー面での配慮が手厚いことで知られています。
複数の借入を一つにまとめたいものの、家族や職場に知られることに不安を感じている方にとっては、安心して利用しやすい商品です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | アコム 借換え専用ローン |
| 金利(実質年率) | 7.7%〜18.0% |
| 融資限度額 | 300万円 |
| 返済期間 | 最長12年3ヶ月(147回) |
| おまとめ対象 | 貸金業者からの借入 |
| 申し込み方法 | 電話(フリーコール) |
| 公式サイト | アコム公式サイト |
※借換え専用ローンは電話での申し込みが必要です。
アコムがプライバシー面で配慮している具体的なポイントは以下の通りです。
- 郵送物は社名の記載がない封筒で届く
- 在籍確認の電話では担当者が個人名で連絡する
- カードレスでの利用が可能なため、ローンカードを持ち歩く必要がない
しかし、アコムの借換え専用ローンは融資限度額が300万円と他社と比較してやや低めの設定です。
借入総額が300万円を超える場合は、融資枠の大きい他社商品を検討する必要があるでしょう。
また、上限金利が18.0%と消費者金融の中でも高い水準であるため、現在の借入金利と比較して実際に金利が下がるかどうかを事前にシミュレーションすることが大切です。
中央リテールはおまとめローンを専門に扱っているため多重債務者でも相談しやすい
中央リテールは、おまとめローンに特化した消費者金融として知られています。
大手消費者金融とは異なり、おまとめ・借り換えを主力商品として取り扱っている専門業者であるため、多重債務の状態にある方の相談にも柔軟に対応しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 中央リテール おまとめローン |
| 金利(実質年率) | 8.0%〜13.0% |
| 融資限度額 | 500万円 |
| 返済期間 | 最長10年(120回) |
| おまとめ対象 | 貸金業者からの借入 |
| 申し込み方法 | 電話・来店 |
| 公式サイト | 中央リテール公式サイト |
※中央リテールは東京都知事登録の貸金業者です。
大手で審査に通らなかった方が次の選択肢として検討するケースも多く、借入件数が多い方の実情を理解した上で対応してもらえる点が強みです。
ただし、申し込みには電話もしくは来店が必要であり、Webだけで完結できない点はデメリットと言えます。
来店が必要になる場合は東京都渋谷区の本社に出向く必要があるため、遠方にお住まいの方にとってはハードルがやや高くなります。
中央リテールは上限金利が13.0%と消費者金融の中では低めに設定されている
中央リテールの最大の魅力は、上限金利が13.0%という消費者金融の中でもかなり低い金利設定にあります。
大手消費者金融のおまとめローンでは上限金利が17〜18%台に設定されていることが多い中、中央リテールの13.0%は際立って低い水準です。
各社の上限金利を比較すると、その差は明確です。
| 商品名 | 上限金利 |
|---|---|
| プロミス おまとめローン | 17.8% |
| SMBCモビット おまとめローン | 18.0% |
| アイフル おまとめMAX | 17.5% |
| アコム 借換え専用ローン | 18.0% |
| 中央リテール おまとめローン | 13.0% |
現在18%前後の金利で借入をしている方が中央リテールに乗り換えた場合、金利差だけで年間の利息負担が数万円単位で減る可能性があります。
なお、適用される金利は審査結果によって決まるため、必ずしも下限金利の8.0%が適用されるわけではない点は理解しておきましょう。
それでも上限金利の低さを重視するなら、中央リテールは検討する価値のある選択肢です。
ドコモ・ファイナンスのおまとめローンは上限金利14.8%で消費者金融の中でも利息を抑えやすい
ドコモ・ファイナンスのおまとめローンは、上限金利が14.8%と消費者金融の中では非常に低い水準に設定されています。
NTTドコモグループが提供するサービスとして、企業としての信頼性も高く、安心して利用できる点が評価されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ドコモ・ファイナンス おまとめローン |
| 金利(実質年率) | 3.9%〜14.8% |
| 融資限度額 | 800万円 |
| 返済期間 | 最長10年(120回) |
| おまとめ対象 | 貸金業者・銀行カードローン・ショッピングリボ払い |
| 申し込み方法 | Web |
| 公式サイト | ドコモ・ファイナンス公式サイト |
※実際の適用金利は審査結果により異なります。
ドコモ・ファイナンスの特筆すべき点をまとめると、次のようになります。
- 上限金利14.8%は銀行カードローンに近い低水準
- 融資限度額800万円は消費者金融の中でトップクラス
- 銀行カードローンやショッピングリボもおまとめ対象に含まれる
- Web完結で手続きが可能
しかし、大手消費者金融と比較すると知名度はまだ高くないため、利用者の口コミや体験談が少ない点は事前に理解しておく必要があります。
また、最短即日融資には対応していないため、急ぎでおまとめしたい方は融資までの日数を公式サイトで確認してから申し込みましょう。
金利の低さと融資上限額の大きさを両立させたい方にとって、ドコモ・ファイナンスは消費者金融の中でも注目すべき商品と言えるでしょう。
低金利で利用できる銀行系のおすすめおまとめローンを比較
銀行系のおまとめローンは、消費者金融と比較して金利が低い点が最大のメリットです。
ただし、その分だけ審査にかかる時間が長く、即日融資に対応していない商品がほとんどです。
そのため、銀行系のおまとめローンは「時間に余裕がある方」や「借入総額が大きく利息の負担を少しでも減らしたい方」に向いています。
銀行系と消費者金融系の違いを簡単にまとめると、以下のようになります。
| 比較項目 | 銀行系 | 消費者金融系 |
|---|---|---|
| 金利の目安 | 年1.5%〜15.0%程度 | 年3.0%〜18.0%程度 |
| 審査スピード | 数日〜2週間程度 | 最短即日 |
| 融資限度額 | 最大1,000万円程度 | 最大300〜800万円程度 |
| おまとめ専用商品 | 少ない(カードローンで代用する場合が多い) | 専用商品が多い |
なお、銀行のカードローンやフリーローンには「おまとめ専用」を明示していない商品も多くあります。
しかし、資金使途が自由な商品であれば、借入の一本化目的で利用できるケースが多いため、公式サイトで使途の条件を確認してみましょう。
ここからは、おまとめ利用に適した銀行系の商品を一つずつ紹介していきます。
横浜銀行カードローンは口座がなくても申し込めてリボ払いのおまとめにも対応している
横浜銀行カードローンは、神奈川県・東京都・群馬県(一部地域)に居住もしくは勤務している方が利用できる地方銀行のカードローンです。
おまとめ専用のローンではありませんが、資金使途が自由であるため複数の借入を一本化する目的でも利用可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 横浜銀行カードローン |
| 金利(実質年率) | 年1.5%〜14.6% |
| 融資限度額 | 1,000万円(10万円単位) |
| 申し込み条件 | 20歳以上69歳以下で安定した収入がある方 |
| 口座開設 | 契約までに必要(申し込み時点では不要) |
| 公式サイト | 横浜銀行公式サイト |
※利用可能エリアに制限があるため、申し込み前に居住地・勤務地をご確認ください。
横浜銀行カードローンの注目ポイントは以下の通りです。
- 口座がなくても申し込みができ、契約までに開設すればよい
- クレジットカードのリボ払い残高もおまとめ対象にできる
- 融資限度額が1,000万円と銀行ならではの高い上限設定
- 月々の返済は最低2,000円からと少額から始められる
リボ払いの残高が膨らんで悩んでいる方にとって、リボ払いもまとめて一本化できるのは大きなメリットです。
ただし、利用対象エリアが限定されているため、対象地域外にお住まいの方は他の銀行商品を検討する必要があります。
東京スター銀行のスターワン乗り換えローンは融資上限が1,000万円と高額で借入総額が大きい人に向いている
東京スター銀行が提供する「スターワン乗り換えローン」は、銀行系おまとめローンの中でも代表的な商品の一つです。
融資上限額が1,000万円と高く、借入総額が大きい方でもしっかり一本化できる可能性があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | スターワン乗り換えローン |
| 金利(実質年率) | 年9.8%・12.5%・14.6%(審査により決定) |
| 融資限度額 | 1,000万円 |
| 返済期間 | 最長10年 |
| 申し込み条件 | 20歳以上65歳未満で正社員・契約社員・派遣社員の方 |
| 口座開設 | 必要 |
| 公式サイト | 東京スター銀行公式サイト |
※パート・アルバイト・自営業の方は申し込みの対象外です。
この商品の特徴は、金利が段階的に設定されており、審査結果に応じて9.8%・12.5%・14.6%のいずれかが適用される仕組みになっている点です。
しかし、申し込みの条件として正社員・契約社員・派遣社員であることが求められるため、パートやアルバイト、自営業の方は利用できません。
この点は他の銀行カードローンと比較してやや厳しい条件と言えるでしょう。
なお、東京スター銀行の口座開設が必須となるため、口座を持っていない方は申し込みから融資実行までに時間がかかる場合があります。
高額の借入を低い金利で一本化したい正社員の方にとっては、有力な候補になる商品です。
住信SBIネット銀行カードローンはおまとめ専用商品ではないが幅広い用途に使える利便性がある
住信SBIネット銀行のカードローンは、おまとめ専用の商品ではなく資金使途が自由なカードローンです。
そのため、複数の借入を一本化する目的でも利用できますし、おまとめ後に追加で借入が必要になった場合にも対応できる柔軟性があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 住信SBIネット銀行カードローン |
| 金利(実質年率) | 年1.59%〜14.79% |
| 融資限度額 | 1,200万円 |
| 申し込み条件 | 20歳以上65歳以下で安定した収入がある方 |
| 口座開設 | 必要 |
| 公式サイト | 住信SBIネット銀行公式サイト |
※おまとめ専用ローンではないため、審査の際に資金使途を確認される場合があります。
住信SBIネット銀行カードローンが他の銀行商品と比較して優れている点は、以下の通りです。
- 上限金利が14.79%と銀行カードローンの中でも比較的低い水準
- 融資限度額が1,200万円と非常に大きい
- SBI証券との連携など、ネット銀行ならではのサービスが充実
- すべての手続きがオンラインで完結する
しかし、おまとめ専用の商品ではないため、融資金を自分で各借入先に返済する必要があります。
おまとめ専用ローンのように借入先への代位弁済は行われない点を理解しておきましょう。
住信SBIネット銀行は手数料無料で余計な出費を抑えられる
住信SBIネット銀行のカードローンは、ローン利用にかかる各種手数料が無料に設定されている点も大きな魅力です。
具体的には、以下の手数料がすべて無料となっています。
- 口座開設手数料
- 借入時の手数料
- 返済時の手数料
- 繰上げ返済手数料
- 口座維持手数料
おまとめローンは返済期間が長期にわたることが多いため、手数料の有無が返済総額に与える影響は意外と大きくなります。
たとえば、毎月の返済で数百円の手数料がかかる場合、10年間で数万円の出費になることもあります。
住信SBIネット銀行はネット銀行であるがゆえにコストを抑えた運営ができており、その分をユーザーに還元しています。
少しでも余計な出費を減らして返済に集中したい方にとって、手数料無料は見逃せないポイントです。
楽天銀行スーパーローンは楽天会員ならではの優遇があり返済の見直しに使いやすい
楽天銀行スーパーローンは、楽天グループのネット銀行が提供するカードローンで、おまとめ目的での利用も可能です。
楽天会員であれば審査の際に優遇が受けられる可能性があるとされており、普段から楽天のサービスを利用している方にはメリットの大きい商品です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 楽天銀行スーパーローン |
| 金利(実質年率) | 年1.9%〜14.5% |
| 融資限度額 | 800万円 |
| 申し込み条件 | 20歳以上62歳以下で安定した収入がある方 |
| 口座開設 | 不要(楽天銀行口座がなくても申し込み可能) |
| 公式サイト | 楽天銀行公式サイト |
※パート・アルバイト・専業主婦の方も申し込みは可能ですが、融資限度額が異なります。
楽天銀行スーパーローンを選ぶメリットは以下のようにまとめられます。
- 楽天会員ランクに応じた審査優遇の可能性がある
- 入会時に楽天ポイントがもらえるキャンペーンが頻繁に実施されている
- 楽天銀行口座がなくても申し込み可能で手軽に始められる
- 上限金利14.5%は銀行カードローンの中でも低水準の部類
なお、楽天銀行スーパーローンはおまとめ専用のローンではないため、契約後に追加で借入をしてしまう可能性がある点には注意が必要です。
おまとめ目的で利用する場合は、既存の借入を完済した後に追加借入をしないという強い意志が求められます。
auじぶん銀行カードローンは借り換え目的で申し込むと金利の優遇が受けられる
auじぶん銀行のカードローンは、借り換え目的(おまとめ含む)で申し込む場合に金利の優遇が受けられる「借り換えコース」を用意しています。
通常のカードローンよりも低い金利が適用されるため、金利の差による利息削減効果を重視する方にとって注目の商品です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | auじぶん銀行カードローン(借り換えコース) |
| 金利(実質年率) | 年0.98%〜12.5% |
| 融資限度額 | 800万円 |
| 申し込み条件 | 20歳以上70歳未満で安定した収入がある方 |
| 口座開設 | 不要 |
| 公式サイト | auじぶん銀行公式サイト |
※借り換えコースの適用には審査が必要です。au IDをお持ちの方向けの優遇もあります。
auじぶん銀行の借り換えコースが注目される理由は、上限金利が12.5%と銀行カードローンの中でも非常に低い水準だからです。
消費者金融で年18%の金利で借入をしている方が12.5%に乗り換えた場合、100万円あたりの年間利息差は約5.5万円にもなります。
さらに、au IDを持っている方には追加の金利優遇が適用される可能性もあります。
しかし、借り換えコースの審査は通常コースと比較して厳しい傾向にあるとされているため、安定した収入と良好な信用情報が求められます。
auユーザーであれば、まず候補に入れておきたい銀行カードローンと言えるでしょう。
みずほ銀行カードローンは住宅ローンを契約中の人ならさらに低い金利で利用できる
みずほ銀行カードローンは、国内メガバンクの一つであるみずほ銀行が提供する信頼性の高いカードローンです。
おまとめ専用ではありませんが、資金使途が自由であるため借入の一本化に利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | みずほ銀行カードローン |
| 金利(実質年率) | 年2.0%〜14.0% |
| 融資限度額 | 800万円 |
| 申し込み条件 | 20歳以上66歳未満で安定した収入がある方 |
| 口座開設 | 必要 |
| 公式サイト | みずほ銀行公式サイト |
※住宅ローンの利用状況により金利引き下げが適用されます。
みずほ銀行カードローンの最大の特徴は、みずほ銀行で住宅ローンを契約中の方に対して金利がさらに年0.5%引き下げられる優遇がある点です。
具体的な優遇内容は以下のようになります。
- 通常の上限金利:年14.0%
- 住宅ローン契約者の上限金利:年13.5%
- 引き下げは全金利帯に適用
すでにみずほ銀行で住宅ローンを利用している方にとっては、他行で新たにカードローンを申し込むよりも有利な条件で借入できる可能性が高いです。
ただし、みずほ銀行の口座開設が必須であるため、口座を持っていない方はその分だけ手続きに時間がかかる点はデメリットと言えます。
りそな銀行カードローンはおまとめ利用でもポイントが貯まる仕組みがある
りそな銀行のカードローンは、おまとめ目的での利用でもりそなクラブポイントが貯まる仕組みがある点がユニークな特徴です。
返済を続けながらポイントを獲得できるため、少しでもお得に完済を目指したい方に適しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | りそな銀行カードローン |
| 金利(実質年率) | 年1.99%〜13.5% |
| 融資限度額 | 800万円 |
| 申し込み条件 | 20歳以上66歳未満で安定した収入がある方 |
| 口座開設 | 必要 |
| 公式サイト | りそな銀行公式サイト |
※ポイントの付与条件や還元率は変更になる場合があります。
りそな銀行カードローンの注目ポイントは以下の通りです。
- 上限金利が13.5%と銀行カードローンの中でもかなり低い水準
- りそなクラブポイントが借入残高に応じて貯まる
- 自動融資機能があり口座残高不足時に自動的に融資を受けられる
- りそなグループのATMから手数料無料で返済できる
しかし、りそな銀行の口座開設が必須であるため、普段りそな銀行を利用していない方にとっては口座管理の手間が一つ増えることになります。
一方で、すでにりそな銀行をメインバンクとして使っている方であれば、取引実績による審査面での優遇も期待できるため、まずは検討してみる価値があるでしょう。
地方銀行のおまとめローンは普段の取引実績があると審査で有利に働く可能性がある
地方銀行が提供するカードローンやフリーローンの中にも、おまとめ目的で利用できる商品は数多く存在します。
特に、給与振込口座を設定している地方銀行や、住宅ローン・定期預金などの取引実績がある銀行であれば、審査において有利に働く可能性があります。
地方銀行のおまとめローンを検討するメリットは以下のようにまとめられます。
- 既存の取引実績が審査で評価されやすい
- 地域密着型のため窓口で直接相談しやすい
- メガバンクと同水準の低金利商品を提供している銀行もある
- 給与振込や公共料金の引き落としと連携した金利優遇がある場合がある
一方で、地方銀行には以下のようなデメリットもあります。
- 利用可能エリアが限定されているケースが多い
- Web完結に対応していない銀行もある
- 商品によっては融資限度額がやや低め
なお、自分の利用している地方銀行でおまとめ目的のローンが利用可能かどうかは、銀行の公式サイトまたは窓口で確認できます。
普段から付き合いのある銀行であれば相談のハードルも低いため、まずは気軽に問い合わせてみるのがおすすめです。
ろうきんのおまとめローンは会員であれば低金利の優遇を受けられる
ろうきん(労働金庫)は、労働組合や生活協同組合の組合員向けに金融サービスを提供する非営利の金融機関です。
営利目的ではないため、一般的な銀行や消費者金融と比較して低金利でローンを提供している点が大きな特徴です。
| 項目 | 内容(中央ろうきんの場合) |
|---|---|
| 商品名 | ろうきん フリーローン(おまとめ利用可) |
| 金利(実質年率) | 年5.825%〜8.475%程度(変動金利の場合) |
| 融資限度額 | 500万円程度(ろうきんにより異なる) |
| 返済期間 | 最長10年程度 |
| 申し込み条件 | 組合員または一般勤労者 |
| 公式サイト | 中央ろうきん公式サイト |
※金利や条件は地域のろうきんごとに異なります。最新情報は各ろうきんの公式サイトでご確認ください。
ろうきんのおまとめローンが注目される理由は以下のようにまとめられます。
- 会員(組合員)であれば一般の利用者よりもさらに低い金利が適用される
- 団体会員の勤務先であれば加入手続きが簡単
- 非営利の金融機関であるため手数料も低めに設定されていることが多い
ただし、ろうきんは地域ごとに独立した組織として運営されているため、商品内容や金利は全国一律ではありません。
自分が利用できるろうきんがどこなのかは、勤務先の所在地や居住地によって決まります。
また、審査にかかる時間は銀行以上に長いケースもあるため、余裕を持ったスケジュールで申し込むことが大切です。
そもそもおまとめローンとは?仕組みとメリットを理解してからおすすめ商品を選ぶ
ここまで具体的な商品を紹介してきましたが、そもそもおまとめローンがどのような仕組みなのかを正しく理解しておくことも大切です。
仕組みを知らないまま商品を選んでしまうと、自分に合わない商品を契約してしまったり、期待していた効果が得られなかったりするリスクがあります。
おまとめローンを検討する前に知っておくべき基本的な知識は、以下のようにまとめられます。
- おまとめローンの基本的な仕組みと利用の流れ
- おまとめできる借入の範囲と商品ごとの違い
- 借入可能額の決まり方と総量規制との関係
- 消費者金融と銀行のおまとめローンの違い
ここからは、初めておまとめローンを検討する方でも判断できるように、一つずつわかりやすく解説していきます。
おまとめローンは複数の借入を一本化して返済を月1回にまとめられる商品
おまとめローンとは、複数の金融機関から借りているお金を一つの金融機関にまとめて、返済先を1社に集約するためのローン商品です。
たとえば、消費者金融A社・B社・C社の3社から借入がある場合、おまとめローンを利用するとD社(おまとめ先)からまとまった資金を借りて、A社・B社・C社への借入を一括返済します。
その後はD社に対してのみ返済を続ける形になります。
おまとめローンを利用することで得られる主なメリットは以下の通りです。
- 返済先が1社になるため管理の手間が大幅に減る
- 返済日が月1回になり家計の見通しが立てやすくなる
- 金利が下がれば利息の負担を減らせる可能性がある
- 毎月の返済額を今より低く設定できる場合がある
このように、おまとめローンは返済の負担を軽くするための手段として広く利用されています。
しかし、単に「楽になる」というだけで安易に申し込むのではなく、金利や返済総額をしっかり比較した上で判断することが重要です。
おまとめできる借入の対象は商品によって異なるため申し込み前に確認が必要
おまとめローンで一本化できる借入の範囲は、すべての商品で同じというわけではありません。
商品によって対象となる借入の種類が異なるため、自分が抱えている借入がおまとめの対象に含まれるかどうかを申し込み前に必ず確認する必要があります。
おまとめ対象の違いを大まかに分類すると、以下の2つのパターンに分けられます。
- 貸金業者からの借入のみが対象の商品(消費者金融やクレジットカードのキャッシング)
- 貸金業者に加えて銀行カードローンやクレジットカードのショッピングリボ払いも対象の商品
たとえば、プロミスやSMBCモビットのおまとめローンは、基本的に貸金業者からの借入のみが対象です。
一方で、アイフルのおまとめMAXやドコモ・ファイナンスのおまとめローンは、銀行カードローンやリボ払いもおまとめの対象に含まれています。
貸金業者からの借入のみ対象の商品と銀行ローンやリボ払いも対象の商品がある
おまとめの対象範囲をより詳しく見てみると、以下のような違いがあります。
| おまとめ対象の分類 | 具体例 | 主な該当商品 |
|---|---|---|
| 貸金業者からの借入のみ | 消費者金融のカードローン、クレジットカードのキャッシング | プロミス、SMBCモビット、レイク、アコム |
| 銀行ローン・リボ払いも含む | 上記に加えて銀行カードローン、ショッピングリボ払い | アイフル、ドコモ・ファイナンス |
なお、銀行のカードローンやフリーローンを使っておまとめする場合は、資金使途が自由であるため原則としてすべての借入を一本化の対象にできます。
自分の借入内訳を整理して、「消費者金融だけなのか」「銀行ローンやリボ払いも含まれるのか」を把握しておくと、適切な商品を選びやすくなります。
特に、ショッピングリボの残高が大きい方は、リボ払いも対象に含まれる商品を優先的に検討することをおすすめします。
おまとめローンの借入可能額は現在の借入総額が基準になる
おまとめローンで借りられる金額は、現在抱えている借入の総額が基準になります。
通常のカードローンのように「いくらまで自由に借りられる」という性質の商品ではなく、あくまで既存の借入を返済するために必要な金額を借り入れるという仕組みです。
おまとめローンの借入額が決まる流れは、一般的に以下のようになっています。
- 申し込み時に現在の借入先と借入額を申告する
- 金融機関が審査を行い融資可能額を決定する
- 融資金は原則として既存の借入先への返済に充てられる
つまり、現在の借入総額が200万円であれば、おまとめローンでの借入額も200万円前後が基準になるということです。
ただし、審査結果によっては希望額の全額が認められない場合もあります。
その場合は、一部の借入のみをおまとめして残りは従来通り返済を続けるか、別の商品を検討する必要が出てきます。
おまとめローンは総量規制の例外にあたるため年収の3分の1を超える借入ができる場合がある
消費者金融などの貸金業者からの借入には「総量規制」というルールがあり、年収の3分の1を超える貸付は原則として禁止されています。
しかし、おまとめローンはこの総量規制の「例外」として扱われるため、年収の3分の1を超える借入が認められる場合があります。
金融庁「貸金業法のキホン」によると、借り手に一方的に有利となる借り換えについては総量規制の例外として認められています。
具体的には、以下の条件を満たす場合に例外として扱われます。
- 借り換え後の金利が借り換え前と同等以下であること
- 借り換え後の毎月の返済額が借り換え前と同等以下であること
- 借り換えにより借り手に一方的に有利な条件になること
たとえば、年収300万円の方が現在150万円(年収の半分)の借入を抱えている場合でも、おまとめローンであれば150万円の融資を受けられる可能性があるということです。
ただし、総量規制の例外であっても審査自体がなくなるわけではありません。
返済能力が十分にあると判断されなければ、希望額の融資を受けられないケースもあります。
おまとめローンを利用すると毎月の返済額や金利を下げられる可能性がある
おまとめローンの最大のメリットは、毎月の返済額や適用金利を下げられる可能性がある点です。
複数社から借入をしている場合、各社にそれぞれ最低返済額を支払う必要があるため、合計の毎月返済額が膨らみがちです。
おまとめローンで一本化すれば、返済先が1社になり毎月の合計返済額を抑えられる可能性があります。
金利面でもメリットが期待できる理由は、一般的にローンは借入額が大きいほど適用金利が低くなる傾向があるからです。
- 借入額50万円の場合:年18.0%の金利が適用されやすい
- 借入額150万円の場合:年15.0%前後の金利が適用される可能性がある
- 借入額300万円の場合:年10%台前半の金利が適用される場合もある
このように、小口の借入を複数抱えるよりも、おまとめローンで一つにまとめた方が低い金利が適用されるケースがあります。
ただし、おまとめ先の金利が現在の借入金利よりも高くなってしまう場合は逆効果になるため、必ず金利の比較を行ってから申し込みましょう。
おまとめローンと借り換えローンは申し込み時点での借入件数に違いがある
「おまとめローン」と「借り換えローン」は似た名前の商品ですが、厳密には利用する場面が異なります。
両者の違いを理解しておくと、自分に適した商品を選びやすくなります。
| 比較項目 | おまとめローン | 借り換えローン |
|---|---|---|
| 対象となる借入件数 | 複数社(2社以上) | 1社のみ |
| 目的 | 複数の借入を1社にまとめる | 1社の借入をより有利な条件に切り替える |
| 主な利用シーン | 多重債務の負担軽減 | 金利の引き下げ |
おまとめローンは主に2社以上の借入を抱えている方向けの商品であり、借入件数を減らして返済管理を楽にすることが主な目的です。
一方、借り換えローンは現在1社からの借入を別の金融機関に乗り換えることで、金利を下げたり返済条件を改善したりすることを目的としています。
なお、実際の商品名としては「おまとめ」と「借り換え」の境界が曖昧なものも多いため、商品ごとの利用条件をしっかり確認することが大切です。
アイフルのように「おまとめMAX」と「かりかえMAX」を別商品として用意しているケースもあれば、一つの商品でどちらの目的にも対応しているケースもあります。
消費者金融と銀行のおまとめローンでは限度額や審査スピードに差がある
おまとめローンを提供しているのは消費者金融だけではなく、銀行も同様の商品やサービスを展開しています。
しかし、消費者金融と銀行では商品の特性が大きく異なるため、自分の状況に合った方を選ぶことが重要です。
両者の違いを改めて整理すると、以下の通りです。
| 比較項目 | 消費者金融 | 銀行 |
|---|---|---|
| 金利 | やや高め(3.0〜18.0%程度) | 低め(1.5〜15.0%程度) |
| 審査スピード | 最短即日 | 数日〜2週間程度 |
| おまとめ専用商品 | 多い | 少ない |
| 融資限度額 | 300〜800万円程度 | 500〜1,200万円程度 |
| 在籍確認 | 電話またはWEB完結で代替可能な場合あり | 電話が基本 |
消費者金融は審査の速さと手続きの簡便さが強みであり、急いでいる方や手軽さを重視する方に適しています。
一方、銀行は金利の低さと融資限度額の大きさが魅力であり、時間に余裕がある方や借入総額が大きい方に適しています。
どちらが良い・悪いという話ではなく、自分の優先順位に合わせて使い分けることが賢い選択です。
銀行のカードローンやフリーローンが一本化の目的で利用できるケースもある
銀行の中には「おまとめローン」という名前の専用商品を持っていなくても、通常のカードローンやフリーローンでおまとめ利用が可能な場合があります。
これは、資金使途が「自由」と設定されている商品であれば、借入の一本化も使途に含まれるためです。
銀行のカードローンやフリーローンでおまとめする場合の特徴は以下の通りです。
- おまとめ専用ローンよりも金利が低い場合がある
- 既存の借入先への返済は自分で行う必要がある
- おまとめ後も追加借入ができてしまう点は注意が必要
- 銀行との取引実績があると審査面で優遇される可能性がある
つまり、おまとめ専用の商品が見つからない場合でも、銀行のカードローンやフリーローンが選択肢になり得るということです。
ただし、おまとめ専用ローンのように借入先への代位弁済が行われないケースがほとんどのため、自分で各社への返済手続きを行う必要がある点は覚えておきましょう。
三井住友銀行カードローンはおまとめの相談にも対応している
三井住友銀行のカードローンは、おまとめ専用の商品ではありませんが、複数の借入を一本化する目的での相談にも対応しています。
国内三大メガバンクの一つであるため、企業としての信頼性やサポート体制の手厚さを重視する方にとっては安心感のある選択肢です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 三井住友銀行カードローン |
| 金利(実質年率) | 年1.5%〜14.5% |
| 融資限度額 | 800万円 |
| 口座開設 | 不要 |
| 公式サイト | 三井住友銀行公式サイト |
※おまとめ専用商品ではないため、審査結果により希望に添えない場合があります。
三井住友銀行カードローンの注目すべきポイントは以下の通りです。
- メガバンクとしての安心感があり全国どこからでも利用可能
- 三井住友銀行の口座がなくても申し込みができる
- 上限金利14.5%は銀行カードローンの中でも標準的な水準
- ローン契約機やWebからも手続きが進められる
また、三井住友銀行は全国に支店を構えているため、対面で相談したい方にとっても利便性が高い点が強みです。
おまとめ目的での利用を検討する場合は、公式サイトのカードローン相談窓口に問い合わせてみるのがおすすめです。
イオン銀行のフリーローンはおまとめ目的での利用も検討できる
イオン銀行のフリーローンも、資金使途が自由であるためおまとめ目的で利用を検討できる商品の一つです。
カードローンとは異なり「フリーローン」は一度借りたら追加借入ができない仕組みのため、おまとめ後に再び借入を増やしてしまうリスクを構造的に防げる点が特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | イオン銀行フリーローン |
| 金利(実質年率) | 年3.8%〜13.5% |
| 融資限度額 | 700万円 |
| 返済期間 | 最長8年 |
| 口座開設 | 必要 |
| 公式サイト | イオン銀行公式サイト |
※フリーローンは一度借りたら追加借入ができない返済専用の商品です。
イオン銀行フリーローンの特徴は以下の通りです。
- フリーローンのため追加借入ができず使い過ぎを自然に防げる
- 上限金利が13.5%と銀行の中でも低い水準
- イオンモール内の店舗で対面相談が可能
- 毎月の返済は口座引き落としで手間がかからない
おまとめ後の自制に不安がある方にとって、追加借入ができないフリーローンの特性は大きなプラス要素です。
ただし、返済期間が最長8年と他の商品と比較してやや短めであるため、借入総額が大きい場合は毎月の返済額がやや高くなる点に注意しましょう。
おすすめのおまとめローンを選ぶときに確認すべき4つの比較ポイント
ここまで多くのおまとめローン商品を紹介してきましたが、「結局どれを選べばいいのかわからない」と感じている方もいるかもしれません。
おまとめローンは自分の状況に合った商品を選ぶことが何より大切であり、ランキングの上位だからという理由だけで選ぶと失敗する可能性があります。
ここでは、自分自身で最適な商品を選ぶための判断軸として、以下の4つの比較ポイントを解説します。
- 金利が現在の借入より低いかどうか
- 毎月の返済額を無理なく設定できるか
- 融資限度額が借入総額をカバーできるか
- 申し込みから返済までの利便性は高いか
これらのポイントを一つずつ確認していけば、自分に合った商品がどれなのかが見えてきます。
現在の借入金利よりも低い金利の商品を選ばなければおまとめの意味が薄れる
おまとめローンを利用する最大の目的の一つは、金利を下げて利息の負担を減らすことです。
しかし、おまとめ先の金利が現在の借入金利と同じか、それより高い場合は、一本化しても利息削減の効果がほとんどありません。
おまとめローンの金利を比較する際に確認すべきポイントは以下の通りです。
- 現在の各借入先の適用金利を正確に把握する
- おまとめ先の上限金利を確認する(審査結果で上限金利が適用されるケースが多い)
- 金利だけでなく返済期間も含めて利息総額をシミュレーションする
- 金利の数値だけでなく「実質年率」で比較する
特に注意すべきなのは、おまとめローンの広告で表示されている下限金利が必ずしも自分に適用されるわけではないという点です。
実際に適用される金利は審査結果に基づいて決まるため、多くの場合は上限金利に近い金利が適用されます。
そのため、商品を比較する際は下限金利ではなく上限金利を基準に考えることをおすすめします。
月々の返済額を無理なく設定できるかどうかで返済の継続性が変わる
おまとめローンの返済は数年間にわたって続くため、毎月の返済額が無理のない範囲であることが非常に重要です。
返済額を高く設定すれば返済期間は短くなり利息も減りますが、生活費を圧迫してしまうと返済が滞るリスクが高まります。
毎月の返済額を決める際に意識したいポイントは以下の通りです。
- 手取り収入から生活費・固定費を引いた余裕資金の範囲内で設定する
- 急な出費に備えて月1〜2万円程度の余裕を残す
- ボーナス返済に頼りすぎない計画を立てる
- 余裕がある月には繰上げ返済を活用して元本を減らす
おまとめローンの返済で最も避けたいのは「延滞」です。
延滞が発生すると遅延損害金が発生するだけでなく、信用情報に傷がつき、将来的にローンやクレジットカードの審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
無理のない返済計画を立てることこそが、おまとめローンを成功させる鍵と言えるでしょう。
融資限度額が自分の借入総額をカバーできる商品かどうかを確認する
おまとめローンの融資限度額は商品によって大きく異なるため、自分の借入総額を完全にカバーできる商品を選ぶことが重要です。
もし融資限度額が借入総額に届かない場合、一部の借入しかまとめられず、返済先が2カ所以上に残ってしまいます。
各商品の融資限度額を比較すると、以下のような差があります。
| 商品区分 | 融資限度額の目安 |
|---|---|
| 消費者金融(大手) | 300万〜800万円 |
| 消費者金融(専門業者) | 500万円程度 |
| 銀行カードローン | 500万〜1,200万円 |
| 東京スター銀行(乗り換え専用) | 1,000万円 |
借入総額が300万円以内であればほとんどの商品で対応可能ですが、500万円を超える場合は選べる商品が限られてきます。
自分の借入総額を正確に把握した上で、それを上回る融資限度額を持つ商品をピックアップしましょう。
なお、融資限度額はあくまで「最大値」であり、実際の融資額は審査結果によって決まります。
申し込みから返済まで手間が少なく利便性の高い商品を選ぶと長期の返済でも続けやすい
おまとめローンの返済は長期間にわたるため、手続きや返済の利便性も重要な選択基準です。
申し込みの手間が多かったり、返済方法が限られていたりすると、長期間の利用がストレスになりかねません。
利便性を判断する際にチェックしたい項目は以下の通りです。
- Web完結で申し込みから契約まで完了するか
- 口座振替による自動返済に対応しているか
- コンビニATMからの返済が可能か
- スマートフォンアプリで残高確認や繰上げ返済ができるか
- 勤務先への電話連絡なしで手続きできるか
特に、口座振替による自動返済は「うっかり返済を忘れる」というミスを防ぐ効果が高いため、利用できるかどうかは必ず確認しておきましょう。
また、繰上げ返済に手数料がかからない商品を選ぶと、余裕がある月に多めに返済して総返済額を抑えることができます。
おすすめのおまとめローンにもデメリットはある?利用前に知っておくべき注意点
おまとめローンには多くのメリットがある一方で、利用前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。
デメリットを理解しないまま契約してしまうと、「思っていたのと違った」という後悔につながりかねません。
実際に、おまとめローンを利用した後に「返済総額がかえって増えた」「クレジットカードが使えなくなった」といった声も見られます。
おまとめローンの主なデメリットは以下の通りです。
- 返済期間が長くなると返済総額が増える可能性がある
- クレジットカードが使えなくなるケースがある
- 原則として追加の借入ができない
- 完済した枠で再び借入してしまうリスクがある
- 収入証明書類の提出や在籍確認が必要になる
これらの注意点を事前に把握しておくことで、おまとめローンをより効果的に活用できます。
以下では、それぞれのデメリットについて具体的に解説していきます。
返済期間を長く設定すると毎月の負担は減るが返済総額は増える可能性がある
おまとめローンの返済期間を長く設定すれば、毎月の返済額は小さくなるため家計への負担は軽減されます。
しかし、返済期間が長くなるとその分だけ利息が発生し続けるため、最終的な返済総額は増えてしまいます。
具体的なイメージとして、借入200万円・金利15%の場合を比較してみましょう。
| 返済期間 | 毎月の返済額(概算) | 返済総額(概算) | 利息総額(概算) |
|---|---|---|---|
| 3年(36回) | 約69,000円 | 約249万円 | 約49万円 |
| 5年(60回) | 約48,000円 | 約285万円 | 約85万円 |
| 10年(120回) | 約32,000円 | 約387万円 | 約187万円 |
※上記は概算であり、実際の金額は契約条件により異なります。
このように、返済期間を3年から10年に延ばすと毎月の返済額は約半分になりますが、利息総額は約138万円も増えてしまいます。
毎月の返済額を抑えることは大切ですが、返済期間を必要以上に長くしないこともまた重要です。
余裕がある月には繰上げ返済を積極的に活用して、実際の返済期間をできるだけ短縮する意識を持ちましょう。
おまとめローンの利用後にクレジットカードが使えなくなるケースがある
おまとめローンを契約する際に、既存のクレジットカードのキャッシング枠やショッピング枠が制限されるケースがあります。
これは、おまとめ先の金融機関から「完済した借入先の解約」を求められる場合があるためです。
クレジットカードが影響を受ける具体的なケースは以下の通りです。
- クレジットカードのキャッシング枠を完済後に解約を求められる場合
- おまとめ先の審査でクレジットカードの利用制限が条件になる場合
- 信用情報に「おまとめローン利用中」と記録されることで新規カードの審査に影響する場合
すべてのケースでクレジットカードが使えなくなるわけではありませんが、おまとめローンの契約条件として解約が必要になる可能性があることは理解しておきましょう。
日常的にクレジットカードを使っている方は、おまとめ後のカード利用がどうなるかを契約前に確認しておくと安心です。
おまとめローンは原則として返済専用のため追加の借入はできない
おまとめ専用のローン商品は、基本的に「返済専用」として設計されています。
つまり、契約後に追加でお金を借りることはできず、毎月の返済だけを続けていく形になります。
おまとめ専用ローンと通常のカードローンの違いを整理すると、以下のようになります。
| 項目 | おまとめ専用ローン | 通常のカードローン |
|---|---|---|
| 追加借入 | 不可 | 利用限度額の範囲内で可能 |
| 返済方式 | 返済のみ | 借入と返済を繰り返し可能 |
| 利用目的 | 既存の借入を一本化して返済 | 自由 |
追加借入ができないことは一見デメリットに思えるかもしれませんが、返済に専念できるという意味ではメリットとも言えます。
しかし、急な出費が発生した場合に対応できないリスクもあるため、おまとめ後は一定の生活防衛資金を確保しておくことが望ましいです。
おまとめ後に空いた枠で新たに借入をしてしまうと多重債務に逆戻りする危険性がある
おまとめローンで既存の借入を完済した後、元の借入先のカードローン枠が「空いた状態」のまま残ることがあります。
このとき、空いた枠で再び借入をしてしまうと、おまとめローンの返済に加えて新たな借入の返済も抱えることになり、多重債務に逆戻りしてしまいます。
この落とし穴を避けるために実践すべき対策は以下の通りです。
- おまとめで完済した借入先は速やかに解約手続きを行う
- 解約証明書を取得しておまとめ先に提出する
- クレジットカードのキャッシング枠を0円に変更する
- 「借りられる」状態を作らないことが重要
おまとめローンの契約条件として「完済した借入先の解約」が義務付けられている商品もありますが、すべての商品がそうとは限りません。
解約が義務ではない場合でも、自主的に解約手続きを進めることが再び多重債務に陥らないための最も確実な方法です。
おまとめローンの申し込みには収入証明書類の提出と在籍確認が必要になる
おまとめローンの審査では、通常のカードローン以上にしっかりとした返済能力の確認が行われます。
そのため、収入証明書類の提出と勤務先への在籍確認が原則として必要です。
一般的に求められる書類は以下の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
- 収入証明書類(源泉徴収票・確定申告書・給与明細書など)
- 現在の借入状況がわかる書類(他社の利用明細・残高証明書など)
在籍確認については、勤務先に電話がかかってくるのが一般的ですが、SMBCモビットのWEB完結のように書類提出で在籍確認を代替できる商品もあります。
書類の準備に時間がかかると融資実行が遅れる原因になるため、申し込み前にあらかじめ必要な書類を揃えておくことをおすすめします。
審査が甘いおまとめローンはある?審査基準とおすすめの対策を事前に確認
「審査が甘いおまとめローンはないだろうか」と考える方は少なくありません。
しかし、結論から言うと、審査が極端に甘いおまとめローンは存在しません。
なぜなら、おまとめローンはすでに複数の借入を抱えている方を対象とした商品であり、金融機関にとっても慎重な判断が求められるからです。
むしろ、通常のカードローンよりも審査が厳しくなるケースもあるため、安易な気持ちで申し込むのは避けるべきでしょう。
ただし、審査に通る可能性を高めるための対策はいくつかあります。
おまとめローンの審査に関して知っておくべきポイントは以下の通りです。
- 審査が甘くない理由と審査の背景
- 審査で見られる主な項目
- 審査に通る可能性を高めるための具体的な対策
正しい知識を持った上で準備を進めれば、審査通過の可能性を少しでも高めることができます。
ここからは、審査の仕組みと対策を一つずつ解説していきます。
おまとめローンの審査が甘くないのはすでに借入がある人を対象にした商品だから
おまとめローンの審査は、一般的なカードローンの審査と比較して決して甘いとは言えません。
その理由は明確で、おまとめローンの申込者は「すでに複数社から借入を抱えている状態」だからです。
金融機関から見ると、おまとめローンの利用者には以下のようなリスクがあります。
- 複数の借入がある時点で返済に苦しんでいる可能性が高い
- おまとめ後に再び借入を増やすリスクがある
- 借入総額が大きいため貸し倒れ(返済不能)のリスクが高い
こうしたリスクがあるからこそ、金融機関はおまとめローンの審査において返済能力を慎重に確認します。
「審査が甘い」「誰でも通る」といった宣伝文句を掲げている業者があれば、正規の貸金業者ではない可能性もあるため注意が必要です。
正規の貸金業者であるかどうかは、金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」で確認できます。
審査では収入の安定性と信用情報を中心に返済能力がチェックされる
おまとめローンの審査で金融機関が特に重視するのは、「この人は最後まで返済を続けられるか」という返済能力の評価です。
審査で確認される主な項目は以下のようにまとめられます。
| 審査項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 収入の安定性 | 年収額・雇用形態・勤続年数・勤務先の規模 |
| 信用情報 | 過去の延滞歴・債務整理の有無・他社の借入件数と残高 |
| 返済比率 | 年収に対する年間返済額の割合 |
| 居住状況 | 持ち家か賃貸か・居住年数 |
特に重要なのは「信用情報」です。
信用情報とは、CICやJICCなどの信用情報機関に登録されているローンやクレジットカードの利用履歴のことで、過去に延滞や債務整理があると審査にマイナスの影響を与えます。
なお、自分の信用情報は各信用情報機関に開示請求をすることで確認できます。
おまとめローンに申し込む前に自分の信用情報を確認しておくと、審査結果をある程度予測でき、無駄な申し込みを避けることにもつながります。
必ず借りられるおまとめローンは存在しないが審査に通る可能性を高める方法はある
「必ず審査に通る」おまとめローンは残念ながら存在しませんが、審査に通る可能性を高めるための具体的な対策はあります。
審査対策で重要なのは、金融機関が「この人なら最後まで返済できる」と判断できる材料を揃えることです。
やみくもに複数の金融機関に申し込むのは逆効果であり、短期間に多数の申し込みを行うと「申し込みブラック」と呼ばれる状態になり、かえって審査に通りにくくなります。
審査に通る可能性を高めるために事前にできる対策は、大きく分けて以下の5つです。
- 自分の雇用形態や勤続年数に合った商品を選ぶ
- 借入件数と借入総額を正確に整理する
- 可能であれば借入残高を減らしてから申し込む
- 信用情報に問題がないかを事前に確認する
- 融資上限額が自分の借入総額をカバーできる商品を選ぶ
なお、一つの対策だけで審査通過が確約されるわけではないため、複数の対策を組み合わせて総合的に準備を進めることが大切です。
以下に、それぞれの対策を詳しく解説していきます。
自分の雇用形態や勤続年数に合った商品に申し込む
おまとめローンの審査では、雇用形態と勤続年数が重要な判断材料になります。
正社員で勤続年数が長い方は審査で有利になりやすいですが、パートやアルバイトの方は申し込み対象外の商品もあります。
商品ごとの申し込み条件をよく確認し、自分の属性に合った商品を選ぶことが審査通過の第一歩です。
たとえば、以下のように雇用形態によって選択肢が変わります。
- 正社員・公務員:ほぼすべてのおまとめローンに申し込み可能
- 契約社員・派遣社員:多くの商品に申し込み可能だが一部制限あり
- パート・アルバイト:消費者金融のおまとめローンが主な選択肢
- 自営業・フリーランス:申し込み可能だが確定申告書の提出が必要
自分の条件に合わない商品に申し込んでも審査に落ちてしまい、信用情報に「申込履歴」が残るだけになってしまいます。
なお、勤続年数については一般的に1年以上あることが望ましいとされており、転職直後に申し込むと審査で不利になりやすい傾向があります。
もし転職を考えている場合は、おまとめローンの申し込みを先に済ませてから転職活動を始める方が、審査の面では有利に働く可能性が高いです。
申し込み前に借入件数と借入総額を正確に整理しておく
おまとめローンの申し込み時には、現在の借入件数と借入総額を正確に申告する必要があります。
申告内容と実際の借入状況にズレがあると、審査でマイナスに働く可能性があります。
金融機関は審査の際に信用情報機関を通じて申込者の借入状況を確認するため、虚偽の申告はすぐに発覚します。
正確な情報を申告すること自体が、金融機関に対する信頼性を示すことにつながるのです。
申し込み前に整理しておくべき項目は以下の通りです。
- 借入先の金融機関名(全社)
- 各社の現在の借入残高
- 各社の適用金利
- 各社の毎月の返済額
- 各社の返済日
なお、自分の借入状況を正確に把握するためには、信用情報機関に開示請求を行うのが最も確実な方法です。
CICはWebから、JICCはスマートフォンアプリから開示請求が可能で、いずれも手数料は1,000円程度です。
おまとめローンの申し込み前に一度開示請求を行い、自分が把握している借入情報と相違がないかを確認しておくことをおすすめします。
借入総額が年収の3分の1を大きく超えている場合は残高を減らしてから申し込む
おまとめローンは総量規制の例外にあたりますが、借入総額が年収の3分の1を大幅に超えている場合は審査が厳しくなる傾向があります。
例外扱いとはいえ、金融機関は返済能力を慎重に見極めるため、借入総額が年収に対してあまりにも大きいと融資を受けるのが難しくなります。
できる限り借入残高を減らしてから申し込むことで、審査に通りやすくなる可能性があります。
残高を減らすために実践できる方法は以下の通りです。
- ボーナスなどの臨時収入を返済に充てる
- 不要なものを売却して得た資金を返済に回す
- 残高の少ない借入先を先に完済して件数を減らす
- 生活費を見直して返済に回せる金額を増やす
特に「残高の少ない借入先を先に完済する」という方法は、借入件数を減らす効果があるため、審査上のプラスになりやすいです。
たとえば、5万円の残高が残っている借入先があれば、それを先に完済するだけで借入件数が1件減ります。
借入件数が少ないほど金融機関からの印象は良くなるため、少額の残高であっても積極的に完済を目指すのが効果的な戦略です。
過去に延滞がある人は信用情報が回復するまで待ってから申し込む
過去にローンやクレジットカードの支払いで延滞をしたことがある場合、その情報が信用情報機関に一定期間記録されます。
延滞情報が登録されている期間は、おまとめローンの審査に通ることが非常に難しくなります。
この期間中に申し込みを行っても審査落ちの履歴が増えるだけなので、信用情報が回復するのを待つ方が賢明です。
信用情報の主な登録期間の目安は以下の通りです。
| 事故の種類 | 登録期間の目安 |
|---|---|
| 61日以上の延滞 | 完済から約5年間 |
| 3ヶ月以上の延滞 | 完済から約5年間 |
| 任意整理 | 完了から約5年間 |
| 自己破産 | 免責から約5〜10年間 |
※登録期間は信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)により異なります。
延滞歴がある場合は、信用情報が回復するまで待ってから申し込む方が審査に通る可能性は高まります。
自分の信用情報が現在どのような状態にあるか不安な方は、CICやJICCに開示請求を行って事前に確認しておきましょう。
なお、延滞情報が消えた後も、良好な利用実績がないと「ホワイト」と呼ばれる状態になり、審査で不利になることがあります。
信用情報の回復後は、少額のクレジットカード利用などで返済実績を積み上げてからおまとめローンに申し込むと、さらに審査通過の可能性が高まります。
高額のおまとめを希望する場合は商品ごとの融資上限額も確認しておく
借入総額が大きい場合、商品によっては融資上限額に足りない可能性があります。
融資上限額を超える金額は当然ながら借りることができないため、申し込み前に各商品の上限額と自分の借入総額を照らし合わせておくことが重要です。
上限額が足りない商品に申し込んでしまうと、一部の借入しかまとめられず、結局返済先が複数に残ったままになってしまいます。
申し込み前に各商品の融資上限額を確認し、自分の借入総額をカバーできる商品を選ぶことが審査対策にもつながります。
融資限度額が大きい主な商品は以下の通りです。
- 住信SBIネット銀行カードローン:最大1,200万円
- 横浜銀行カードローン:最大1,000万円
- 東京スター銀行スターワン乗り換えローン:最大1,000万円
- アイフル おまとめMAX:最大800万円
- 楽天銀行スーパーローン:最大800万円
借入総額が500万円を超える場合は銀行系の商品を中心に検討すると、融資枠の面で安心感があります。
なお、融資上限額はあくまで商品として設定されている最大値であり、実際の融資額は審査によって決まります。
上限額が高い商品を選んだからといって必ずしも希望額が通るわけではない点を理解した上で、余裕を持った選択をすることが大切です。
おまとめローンの申し込みから融資実行までの流れをおすすめの手順で解説
おまとめローンを利用すると決めたら、実際の申し込みから完済までの流れを事前に把握しておくことが大切です。
手続きの全体像を理解しておけば、必要書類の準備漏れや手続きの遅延を防ぐことができます。
特に初めておまとめローンを利用する方は、「何から始めればいいのかわからない」と不安に感じることも多いでしょう。
しかし、実際の手順は4つのステップに整理できるため、一つずつ順番に進めていけば迷うことはありません。
おまとめローンの一般的な流れは以下の4ステップです。
- 必要書類の準備
- 申し込みと審査
- 契約完了と既存借入先への一括返済
- 既存借入先の解約と解約証明書の取得
なお、消費者金融であれば最短即日で手続きが完了するケースもありますが、銀行系の場合は1〜2週間かかることもあります。
それぞれのステップで何をすべきかを、順番に解説していきます。
申し込みの前に必要書類を揃えておくと手続きがスムーズに進む
おまとめローンの申し込みに必要な書類は、一般的に以下のものが求められます。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 収入証明書類(源泉徴収票、確定申告書、直近2〜3ヶ月分の給与明細書など)
- 他社の借入状況がわかる書類(返済予定表、利用明細書、残高証明書など)
これらの書類を事前に用意しておくと、申し込みから審査結果の回答までの期間を短縮できます。
特に収入証明書類は勤務先に発行を依頼する必要がある場合もあるため、早めに手配しておくことが重要です。
なお、商品によっては追加で銀行口座の通帳コピーや住民票の提出を求められることもあります。
申し込みを予定している商品の公式サイトで必要書類の一覧を事前に確認しておけば、書類の不備による手続きの遅延を防げます。
申し込み後は審査を受けて結果の連絡を待つ
必要書類を揃えて申し込みが完了したら、金融機関による審査が行われます。
審査にかかる時間は金融機関によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。
| 金融機関の種類 | 審査時間の目安 |
|---|---|
| 消費者金融(大手) | 最短即日〜数日 |
| 消費者金融(中小) | 数日〜1週間程度 |
| 銀行 | 1週間〜2週間程度 |
| ろうきん | 1〜2週間程度 |
審査の結果は、電話・メール・アプリの通知など、金融機関によってさまざまな方法で連絡が届きます。
審査中は金融機関から追加の書類提出や確認の連絡が入る場合があるため、電話やメールにすぐ対応できるようにしておきましょう。
また、審査の途中で勤務先への在籍確認が行われることもあります。
在籍確認は個人名で電話がかかってくるのが一般的ですが、心配な方は事前に在籍確認の方法を金融機関に確認しておくと安心です。
契約が完了したら融資金で既存の借入先へ一括返済を行う
審査に通過して契約が完了すると、おまとめローンの融資金が実行されます。
融資金の受け取り方法や既存借入先への返済方法は、商品によって以下の2パターンに分かれます。
- 金融機関が直接既存の借入先に振り込むパターン(代位弁済)
- 契約者本人の口座に融資金が振り込まれ自分で各社に返済するパターン
消費者金融のおまとめ専用ローンでは、金融機関が直接既存の借入先に振り込む「代位弁済」方式を採用している商品が多くあります。
この方式であれば、自分で各社に振り込む手間を省けるため、手続きミスによる返済漏れのリスクを減らせます。
一方、銀行のカードローンやフリーローンでおまとめを行う場合は、自分で各借入先への返済手続きを行う必要があります。
その際は、振込手数料がかかる場合もあるため、返済方法とコストを事前に確認しておきましょう。
既存の借入先が完済されたら解約手続きと解約証明書の取得を進める
既存の借入先への一括返済が完了したら、できるだけ早く解約手続きを行うことをおすすめします。
完済しただけでは契約が残ったままになるため、借入枠が残存し再び借入できる状態が続いてしまいます。
解約手続きの一般的な流れは以下の通りです。
- 各借入先に電話またはWebで解約の申し出をする
- 解約手続きが完了したら「解約証明書」の発行を依頼する
- 解約証明書をおまとめ先の金融機関に提出する(求められた場合)
解約証明書は、おまとめ先の金融機関から提出を求められることがあるため、必ず取得しておきましょう。
また、クレジットカードの場合はキャッシング枠のみの解約ができないケースもあるため、カード自体の解約が必要になる場合もあります。
解約手続きを怠ると、空いた枠で再び借入をしてしまう誘惑に駆られる可能性があるため、完済後は速やかに解約を進めることが大切です。
おまとめローンに関するよくある疑問
おまとめローンの検討を進めていくと、さまざまな疑問や不安が出てくるものです。
ここでは、おまとめローンに関して多くの方が抱きやすい疑問に対して、一つずつ回答していきます。
事前に疑問を解消しておくことで、より安心しておまとめローンの手続きを進められるはずです。
なお、インターネット上にはおまとめローンに関する不正確な情報も多いため、正しい知識を身につけておくことが大切です。
よくある疑問として特に多いのは以下の4つです。
- おまとめローンにはデメリットがあると言われる理由
- 年収ごとの借入可能額の目安
- 審査に通りやすい人の特徴
- 見落としがちな落とし穴
それぞれの疑問に対して、具体的な根拠やデータを交えながら回答していきますので、気になる項目からチェックしてみてください。
おまとめローンにはデメリットがあると言われるのはなぜ?
おまとめローンは借入を一本化できる便利な商品ですが、「デメリットがある」という意見がインターネット上で散見されるのも事実です。
その主な理由として、以下のような点が挙げられます。
- 返済期間の長期化により利息総額が膨らむリスクがある
- おまとめ後も根本的な家計の見直しにはつながらない場合がある
- おまとめしたことで安心してしまい、危機感が薄れるケースがある
- 完済した借入先の枠が残り、再び借入をしてしまう人もいる
特に「返済期間の延長による利息増加」は最も多く指摘されるデメリットです。
毎月の返済額が減ったことで「家計が楽になった」と感じても、返済総額で見ると以前より多く支払っている可能性があります。
おまとめローンはあくまで返済を効率化するためのツールであり、借金そのものがなくなるわけではありません。
おまとめをきっかけに家計全体を見直し、収支のバランスを改善していく姿勢が大切です。
年収400万円の場合おまとめローンではいくらまで借りられる?
年収400万円の方がおまとめローンで借りられる金額は、一概に「○○万円」とは言い切れません。
なぜなら、融資額は年収だけでなく、信用情報・勤続年数・借入件数・他社の返済状況など、複数の要素を総合的に判断して決まるためです。
ただし、一つの目安として総量規制との関係を参考にすることができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年収 | 400万円 |
| 総量規制の上限(年収の3分の1) | 約133万円 |
| おまとめローンの場合 | 総量規制の例外のため133万円を超える借入も可能 |
おまとめローンは総量規制の例外に該当するため、年収の3分の1を超える借入が認められる場合があります。
しかし、例外であっても返済能力を超えた融資は行われないため、年収400万円の方が500万円や600万円のおまとめローンを組めるとは限りません。
実際に借入可能な金額を知りたい場合は、希望する金融機関に事前相談を行うか、公式サイトの返済シミュレーションを活用して目安を確認しておくことをおすすめします。
おまとめローンの審査に通りやすいのはどんな人?
おまとめローンの審査に絶対に通る方法はありませんが、一般的に審査でプラスに評価されやすい条件は存在します。
審査に通りやすいとされる方の特徴は以下の通りです。
- 借入件数が3件以内と比較的少ない
- 現在の借入を延滞なく返済し続けている
- 勤続年数が2年以上あり収入が安定している
- 正社員や公務員など雇用形態が安定している
- 過去5年以内に信用情報に事故情報(延滞・債務整理など)がない
逆に、以下のような場合は審査が厳しくなる傾向があります。
- 借入件数が5件以上と多い
- 直近で延滞が発生している
- 短期間に複数の金融機関に申し込みをしている(いわゆる「申し込みブラック」の状態)
- 勤続年数が半年未満
なお、審査に通るかどうかは最終的に金融機関の判断によるため、上記の条件を満たしていても必ずしも審査に通るとは限りません。
まずは自分の状況を客観的に把握し、通過の可能性が高いと思われる商品に申し込むことが効率的な方法です。
おまとめローンで見落としがちな落とし穴にはどんなものがある?
おまとめローンは正しく活用すれば有効な返済手段ですが、見落としがちな落とし穴もいくつか存在します。
事前に知っておけば避けられるものばかりなので、申し込み前にしっかり確認しておきましょう。
代表的な落とし穴は以下の通りです。
- 金利が思ったほど下がらないパターン 広告で表示されている下限金利が適用されるケースは稀であり、実際には上限金利に近い金利が適用されることが多いです。 現在の借入金利との差をしっかり確認しないと、期待したほどの利息削減効果が得られない場合があります。
- おまとめ後の追加借入の誘惑 おまとめによって毎月の返済額が減ると、「生活に余裕ができた」と錯覚して新たな借入をしてしまう方がいます。 しかし、新たな借入はおまとめローンの効果を完全に打ち消すため、絶対に避けるべき行動です。
- 解約手続きを忘れて枠が残るリスク 完済した借入先を解約しないまま放置すると、借入枠が残り続けます。 いつでも再び借りられる状態を放置することは、多重債務に戻るリスクを高める原因になります。
- 手数料や保証料の存在を見落とす おまとめローンの中には、事務手数料や保証料が別途かかる商品もあります。 金利だけを見て判断するのではなく、諸費用を含めた総コストで比較することが大切です。
これらの落とし穴を事前に把握しておけば、おまとめローンをより効果的に活用できます。
おまとめローンはあくまで返済を効率化するためのツールであり、活用の仕方次第で結果は大きく変わります。
自分の状況をしっかり把握した上で、最適な商品を選び、計画的な返済を続けていくことが、借入問題の解決に向けた最善の方法です。

